どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

岡田有希子の衝撃

    

最近続く芸能人の自死の報道に接し、岡田有紀子の存在を思い出した。その様は、衝撃であった。今も当時の驚きが記憶の底にある。当時属してたサンミュージック本社が入居しているビルの8階屋上から飛び降り自殺した。享年20(満18歳没)。法名、侑楽院釈尼佳朋。その後、ファンの後追い自殺が続出し、社会問題となる。まさに、ファンを不安にさせた、悲しき現象である。

岡田有希子
愛知県出身のアイドル歌手。名古屋市立向陽高校に入学。1学期だけ通学後、都内の堀越学園高校に転校、1984年に16歳でデビュー。同年の「日本レコード大賞」の最優秀新人賞を始め数々の賞を受賞するなど絶大な人気を得る。将来を期待されたが、1986年に飛び降り自殺した。ウェルテル効果とみられる若者の相次ぐ自殺が社会問題となり、「ユッコ・シンドロームと呼ばれた。1週間で8人が自殺。1カ月で後追い自殺したファンは30人以上の凄まじさである。

全く関係ないが、俺の通学していた名古屋の高校は、岡田有紀子が入学していた高校のすぐ近くにある。当時、学校群という制度があり、俺の高校と岡田の高校は、同じ学校群であった。もしかすると、俺の後輩になる可能性もあった。ただ、それだけのことだが、なんだか胸が詰まる。


有希子には、名前に反して、希望はなかったのか。悲しい昭和の記憶である。