どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

生誕120年 没後60年 ~小津安二郎

白いシャツが、オシャレ

今年は、小津安二郎の「生誕120年 没後60年」 なんだか生誕も逝去も、小津らしくキッチリした数字。120年と60年、計算しやすい。40年後は没後100年と、計算に弱い俺でも、計算できる。なんだか、小津の映画の趣き。
俺は、小津映画大好き。人間小津も大好き。残念ながら、銀幕で鑑賞した経験はない。当初は、TVで、最近は配信サービス。リマスター版も制作され、上映当時より鮮明な感じがすると、上映当時を知らないくせにヌケヌケという俺。小津ファンには、俺のように、たいした知識もないくせに、うんちくを語る馬鹿が多い。それだけ、多くの人に愛された証拠である。

俺の小津映画ベスト3は、
秋日和 ②秋刀魚の味 ③浮草
いずれもカラー作品である。小津映画と言えば「東京物語」だが、想像力に欠ける俺は、モノクロ作品はいまいち苦手。

その昔、女優を美しく撮るのが映画監督の腕と言われたが、小津もご多分に漏れず。俺の美しい女優ベスト3は、
司葉子秋日和】②岩下志麻秋刀魚の味】③若尾文子【浮草】
司葉子の気品、岩下志麻の美しさ、若尾文子の妖しさ・・・といったところか。小津映画と言えば、「原節子」だが、小津の晩年の映画が好きな俺にとっては、もう「おばちゃん」である。(失礼)

最後は、小津映画の魅力。俺のベスト3は、
①構図 ②セリフ術 ③音楽
構図、ローアングルがよく言われるが、小津の本質はそこにはない。長くなるので詳細は省くが、「構図されよければ静止画でも映画は撮れる」ということだ。どういうことだ?
セリフ術、音楽も長くなるので省略。

誕生日は、12月12日。誕生日もキッチリしている。