どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

光る君へ「月夜の陰謀」篇 ~NHK「照明スタッフ」の凄味


撮影現場で一番偉そうなのは、ディレクターでも、カメラマンでも、主演俳優でもない。「照明」のおっさんである。しかも、このおっさん、一番声がデカくて、うるさい。撮影風景を見学に来た人々は、あのうるさいおっさん、何者?と不思議に思う。まぁ、ワタシの体験なので、NHKの「照明スタッフ」は、そんなことないと思う・・・でつかみは、OKか?

さて、今回の「月夜の陰謀」篇。台本を受け取った照明スタッフは、大石静からの挑戦状だと受け取った。タイトルに「月夜」、照明関連の言葉が入っている。「月夜」を忠実に再現することが、照明スタッフの使命である。「挑戦状、確かに受け取ったぜ!やってやろうじゃないの!」と照明のうるさいおっさんが吠える。その象徴が、いわゆる「濡れ場」のシークエンス。月明かりの下、まひろの衣装の紅がなんとも鮮やか。まるで「一幅の絵」。
う~ん、その見事さに、唸るしかない。NHK「照明スタッフ」の実力を実感。おもわず脱毛。
何時間でも見ていられるが、残念ながら、ワタシの耳底には、照明のおっさんの声が響く。

「これが、月夜さ。ガハハハッ(高笑い)」