
昭和40年3月18日、愛知県犬山市に「博物館明治村」が開村。
愛知県民以外は、あまり知らない博物館。博物館という名称だが、広大な敷地に明治時代の建物が点在する、明治時代のテーマパークという趣き。開村当時は画期的な施設として全国的に注目を浴びたが、最近はパッとしない。TDRやUSJに比べると地味目。ただし、教育的価値はダントツ。愛知県の児童なら、一度は遠足で行った。中には、小学校、中学校と二回行った猛者もいる。
TV、映画のロケも多い。大好きなNHK「坂の上の雲」のロケも行われた。SL乗車体験が一番の人気。ワタシのお気に入りは、「森鷗外・夏目漱石住宅」。二つの建物ではない一つである。明治の文豪である森鷗外と夏目漱石が、奇しくも相次いで借家した。明治23年に森鷗外、明治36年に夏目漱石が暮らした。
他の壮大な建造物と比べると、地味目地味目だが、なんとなく落ち着く空間。明治の和風住宅がなせる技か。明治村に行くと必ず訪れ、結構な時を過ごす。退屈なのでアル中の俺は、酒を嗜む。係員に見つかり、怒られたが、村内の食堂で酒を販売しているのに、何故ダメなのかと反論すると退村を命じられた。やれやれ君。
蛇足。しぶちん名古屋鉄道にしては、めずらしい施設。