どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

弁当が3つ足りない~NHK「100カメ」アクションチーム篇

ドラマ「どうする家康」を陰で支える“アクションチーム”に密着!合戦シーンの殺陣を一から作り上げていく様子を100台のカメラがとらえた。登場するのは、名もなき斬られ役たち。画面に映るのはほんの数秒。斬られて倒れるその一瞬のために、稽古をこれでもかと繰り返す。主役を輝かせる“最強の脇役たち”のドキュメント】NHK HPより

・・・とういうことだが、俺の琴線にふれたのは、お昼の「弁当が3つ足りない」という大惨事である。(大袈裟な) 殺陣は、体力勝負。まさに「腹が減っては戦はできぬ」。アクションチームは、入れ替わりが激しいので、制作スタッフはなかなか正確な人数を把握できない。撮影現場では、よくあること。余らすより、足りなりほうが、食品ロスが叫ばれる中、NHKにとっては都合がいいとは邪推か。
しかし、文字通りの「腹が減っては戦はできぬ」。下っ端の2人が足らない弁当をもらいに行く。しかし、弁当はゼロ。ギリシア悲劇!(オーバーな)。制作スタッフは、これから買いに行くという。下っ端の2人の哀れな問い掛け。

「時間、かかります?」

食事時間は限られている。午後からは、本番!途方に暮れる二人を見て、制作スタッフは自ら食べる予定の弁当を差し出す。躊躇しながらも受け取る2人。戻りのエレベーターの中での2人の会話(映像はなし)

「この弁当って、スタッフさんのじゃない?」
「多分そうだろう」

受け取った弁当を食べながら、2人。

「後で、スタッフさんに謝りいこう」

老害の俺。最近、とみに涙腺がゆるい。この2人の会話にうるうる。精進して、りっぱな殺陣師になれよ。「どうする家康」の本編では、この2人の出番はほとんどなかったけれど・・・。