どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

あかん、松潤より先に泣いてもうた ~「泣きの篇」で泣く

大河ドラマは、特別な脚本が必要とされる。
1年間というロングラン。視聴者の関心を1年間引き続けるには、力量がいる。とくに「どうする家康」の如く、主人公に長生きされるとその感が強い。人間の「喜怒哀楽」の感情をバランスよく刺激する手練手管が欠かせない。とりわけ、ここぞ!という時に「哀」の感情をグリグリする、いわゆる「泣きの篇」が必要十分条件

「豊臣の花嫁」は、まさしく「泣きの篇」。だって、予告篇から、出演者が泣いているんだもん。
天邪鬼な俺は、絶対に泣くもんか!と心に固く誓った。これまで古沢脚本のあれやこれやに調略され、何度号泣したことか。そんな覚悟で「豊臣の花嫁」篇を視聴する。(大袈裟なと自分でも思うが) 於愛の方が、評定の場に数正仏像を持って現れる。この仏像が瀬名のために数正が彫ったことは、今までの展開で見え見え。イヤな予感。あかん、アリス!やめてくれ!涙腺がウルウルし始める。木箱を開ける。押し花がみえる。涙一粒。
そして、何回見ただろう、悪魔の「瀬名回想シーン」が幕を上げる。ここで、勝負あり。剛球で、号泣。小生、「どうする家康」を見る時は、部屋を暗くして独りで見る。BSの時間帯、外はまだ明るい。暗い部屋の中で独り泣く年金生活者の姿。なんともおぞましい。我輩が、ひとしきり泣いた後、松潤家康公がよくやく泣き始めた。よせばいいのに続く、総合でも号泣。もう、良太の馬鹿・・・。