どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

「人馬一体」は、本当か?


旧聞になる。
武豊騎乗「サイレンススズカ」、天皇賞(秋)で左手根骨粉砕骨折を発症、予後不良と診断され安楽死武豊「なかなかいない。あのトップスピードで、あれだけの骨折をして転倒しない馬は。僕を守ってくれたのかなと思いましたね」


時は流れる。
第90回東京優駿。2番人気「スキルヴィング」。大きく遅れてフィニッシュ後、鞍上のルメール騎手を降ろした後、馬場に静かに横たわる。歩くのも辛らかっただろう。某競馬記者「スキルヴィングは、倒れることなく、精神力と生命力で鞍上のルメールを守り切った」


この二つの出来事は、人間側のご都合主義の解釈か。
サラブレッドは言葉をしゃべれない。会話は当然無理。しかし、互いの雰囲気を感じて、意思疎通は可能。騎手とサラブレッド、研ぎ澄まされた感性同士に、言葉はかぇって不要。言葉が不要な分、想いは深まる。
ダービー馬「タスティエーラ」には悪いが、第90回東京優駿は「スキルヴィング」のダービーとして、記憶に残るだろう。「サイレンススズカ」が予後不良なつた天皇賞(秋)の優勝馬を俺は、覚えていない。
それにしても「スキルヴィング」は、あまりに切ない。今夜を彼を想い、痛飲したいが、アル中ハイマーの俺には無理である。寂しきかな。

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