どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

阿鼻叫喚 第90回 東京優駿

嫌な予感はあった。石井竜也の国歌斉唱。何故に、石井竜也

1番人気は、皐月賞ごぼう抜きの「ソールオリエン」単勝1・8倍支持。鞍上は、横山武史。俺はないと確信。横山武史には、ダービージョッキーの名誉はまだ早い。勝負か、回避か?思案のしどころ。馬柱をぼんやり眺める。1頭の馬名が、俺の目を射抜いた。

「ハーツコンチェルト」

俺の大好きな、ハーツクライ産駒。まだいたのか。種牡馬引退したから随分時は流れた。もういないと思っていた。これが、最後の1頭。(・・・と思う) 当然、勝負!当然、100万円単勝のパターンだか、年金生活者には無理である。またしても、思案のしどころ。
前送は、青葉賞2着。悪くない。母系がよくわからず少し心配。しかし、そこはハーツクライのDNAが突き抜けるか?またしても、思案のしどころ。弱気の年金生活者の結論。

複勝1万円 勝負!

・・・なんとも、哀れな勝負師の末路。ゲートが開く。「ドゥラエレーデ」騎乗の坂井瑠星騎手、いきなり落馬。おいおいおい。馬産地の悲鳴が聴こえる。手塩に掛けた愛馬の勇姿は、1秒で幕を閉じた。心配なのは、坂井瑠星騎手。体は大丈夫そうだが、精神的に、騎手人生を継続できるのか。杞憂であることを望む。
東京優駿の道行は、道中膝栗毛。衆目は、掲示板前の壮絶な叩きあい。今年も凄まじいかった。優勝馬タスティエーラ」がわずか抜け出す。1番人気の「ソールオリエンス」が襲いかかるが、クビ差及ばず2着。無敗2冠に届かず。まあ、ここまでは、俺的にどうでもいい。愁眉は、3着4着の決着。内「ベラジオオペラ」外「ハーツコンチェルト」当然、ハナ差決着。内外、わかれているだけに、判定に時間がかかる。じりじりする。メイン画面では「タスティエーラ」の勇姿を映しているが、そんなの全然目に入らない。片隅に小さく映し出された掲示板のワイプしか見えない。長い、永い、長い、永い。「もし、この馬券が獲れたら、お酒とおさらばしよう」「獲れなかったら、飲み続け、逝こう」訳の分からない思考が、「海馬」をビンビン刺激する。

1着:タスティエーラ
2着:ソールオリエンス
3着:ハーツコンチェルト
4着:ベラジオオペラ

クビ ハナ ハナの着差である。

3着:ハーツコンチェルト複勝380×1万=38,000円 ハーツクライは、またしても俺を救ってくれた。

20年に生産されたサラブレッド7708頭の頂点に立った「タスティエーラ」勝ち時計2分25秒2。D.レーン騎手は、初騎乗でダービージョッキー。人生、まさにギリシア悲劇

悲劇は続く。「青葉賞」を制して2番人気「スキルヴィング」ゴールすると歩き出し、ルメールが下馬した後に芝コースに倒れこむ。馬運車で運ばれた。急性心不全で死亡が確認。合掌

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