どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

サンティノ・コルレオーネ逝く 【ゴッドファーザー】

ちょっと前の話。俳優の【ジェームズ・カーン】が、82歳で逝った。死因はわからない。

俺のベストのジェームズ・カーンは、ゴットファザーのサンティノ(ソニー)役。激しやすい性格は自分を見ているようだった。その性格ゆえ、映画の中では、機関銃でメタメタに撃たれて死んでいく。初めて見た時の衝撃を今でも覚えている。映画館の椅子の上で若年の俺は震えた。同じ設定で【俺たちに明日はない】の銃殺シーンがあるが、ゴッドファーザーの方が凄味がある。射殺した後、殺し屋のひとりが、死んだことを確認するためか、ジェームズ・カーンの頭を蹴るシークエンスは圧巻である。映画【ミザリー】をベストに推す声もあるが、俺的には、この殺害シーンがあるゆえに、【ゴットファザー】がベストだ。
激しやすい性格とは裏腹に家族を愛するソニー。パートⅡのラスト、父親の誕生日のシーンは、何回見ても泣ける。アル・パチーノも「本当の兄のようだった」と語っている。
ニューヨーク州のホフストラ大学で演劇に出会う。クラスメイトには、なんと監督のフランシス・フォード・コッポラ。ハリウッド俳優は、大学で演技を学ぶ人が多い気がする。それだけ、俳優という仕事が尊敬されているということか。

折しも、アマゾンプライムビデオで、パートⅢのフィルムと音声を修復し、新たなオープニングとエンディング及び音楽を付け加えて再構成し、タイトルを当初の構想に基づく『Mario Puzo's The Godfather Coda: The Death of Michael Corleone』(日本では『ゴッドファーザー<最終章>:マイケル・コルレオーネの最期』)を配信中である。ジェームズ・カーンは出演しないが、今宵は、その世界に浸ろう。安らかな眠りを、サンティノ。

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