どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

創業400年の味噌蔵発! 植物性乳酸菌発酵飲料。

甘酒は、米のデンプン質が米麹によって分解発酵されることでつくらる。製造過程で加熱殺菌する。加熱処理をしないと発酵がどんどん進んでしまうからだ。加熱処理をしないと、どんどん発酵。その結果、爽やかな酸味の甘い飲み物になる。味噌蔵の人々は、昔からそのことを知っていた。「カルピス」みたいなもんだ。甘酒が、なんで「カルピス」もどきになるか、よくわからず、味噌蔵では時々作って飲んでいた。
この「カルピス」もどきを、アンテナショップでウエルカム・ドリンクとして提供した。得たいの知れない飲み物だが、飲んで具合の悪くなった人は皆無。無料だし、まぁいいかと提供を続けた。すると

「体調が良くなった」

「お通じが良くなった」

ぜんそくの症状が改善した」

「両親に送りたいから買わせてくれないか」

滅茶苦茶、評判がいい。ただ得体の知れない飲み物なので商品化するわけにもいかず。そのまま無料提供。
たまたま、某大学でDNA解析の機会を得る。結果、

「ペディオコッカスアシディラクティシー」

という、ものすごく長ったらしい名前の、ものすごく強い乳酸菌の作用であることが判明する。
「カルピス」などのミルクを材料した動物性乳酸菌発酵飲料の乳酸菌は、ミルク自体が栄養豊富なのでお気楽生活。植物性乳酸菌発酵飲料の乳酸菌は、植物を元にしているので栄養的に苦しい生活。特に、今回の場合、米だけである。ミルクと米。栄養差は歴然。しかし、その栄養差が、強い乳酸菌を生み出す。生きた乳酸菌が、生きたまま100億個、腸までお届く結果となる。まさに、艱難汝を玉にす。

味噌蔵の人々は、この乳酸菌を「もの言わぬ小さな仲間」と呼んでいる。なんだか、いいね。