どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

健康オタク 家康公の大好物 「浜納豆」 【どうする家康】

これが、ウサギのフンをではなく、「浜納豆」だ!


ワタシは、浜松で3年間暮らしたという、暗い過去がある。一番びっくり仰天したのが「浜納豆」。


普通、納豆と言えばネバネバである。浜納豆はコロコロである。黒茶色で大豆そのもの。なんだが、ウサギのフンを連想。(ゴメン臭い)最初は、冗談かと思ったが、中国から伝わった豆鼓(とうち)に由来する、遠州が誇る、1300年ほど前からの伝統食。
原材料は大豆、塩、生姜のみ。発酵と熟成の力だけで旨みをギュッと凝縮。味わいは、塩辛い味噌という趣き。ご飯のお供やお酒のおつまみとして昔から親しまれてきた。
浜納豆は、寺の納所で作られる豆ということから納豆、場所やその味から「寺納豆」や「塩辛納豆」などと呼ばれていた。
浜松城にいた若き徳川家康に献上。家康公は、たいそう気に入ったそう。当時、浜松市周辺は「浜名」と呼ばれていた。家康公が「浜名の納豆はまだか」と催促したことから「浜名納豆」となり、縮まって「浜納豆」になったとも伝えられる。家康公、じきじきのネーミングである。
保存性が高く持ち運びしやすい浜納豆は、貴重なたんぱく源として戦国時代、重宝された。ミスター健康オタク家康は、栄養面でのメリットを知っていた。「八丁味噌」「浜納豆」と豆に執心した家康公。お陰様で、マメに暮らしたとさ。
今は昔、家康公は、私たちと同じ物を食べていた。なんだか、久しぶり食べたいが、遠州以外では、なかなか売っていない。

さて、「どうする家康」の舞台は、三河から遠州へ。もし松潤家康が、出世城で「浜納豆」を食べるシークエンスがあれば、「松潤、ウサギのフンを食べている」(ゴメン臭い)とSNSで話題になり、一躍全国区。
その昔、吉永小百合の唄う「シカのフン」が人気を博した。二匹目のどじょう狙い。よろしく松潤