どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

食べるログは バベルの塔か

       

グルメサイト「食べログで評価点が不当に下がり、売り上げが減少したとして、飲食チェーン店がサイト運営のカカクコムに約6億4000万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が16日、東京地裁であった。林史高裁判長は独占禁止法が禁じている「優越的地位の乱用」に当たると判断。チェーン店側の請求を認め、カカクコムに3840万円の支払いを命じた。日経新聞

俺は、「食べログ」を利用したことがない。食い意地が張ってるので、食べる物は絶対に自分で選ぶ。他人の意見なぞ、聞かない。ましてや、SNSもどきのグルメサイトなぞ、全然、信用していない。
しかし、ニュースを拝見するに、若者の多くは、このグルメサイトを利用している。アホか。自分の食べたいものくらい、自分で決めろよ。その姿勢が、食べログの「飲食店を傘下に置いた」という傲慢不遜を助長した。

さて、食べログは、この先、どうなる?傲慢さのつけが回ってくるか?ユーザーの信頼を失って失墜するか?まぁ、大丈夫だろう。食べログが、ちょっと怪しいとは、ユーザーも織込み済みだろう。俺は、逆に成長するのではないかと思う。飲食店にとって、今回の判決は反面教師だ。食べログの有料会員にならないと、極端に評価を下げられ、客足が遠のく恐れがある。突然売り上げが減るより、食べログになんぼか金がを支払った方が、経費として処理できるし、なんぼかましであるという判断である。俺の読みは、どないだ?

俺の大好きなグルメドラマの孤高の存在【孤独のグルメ】。ドラマ中、流れるナレーション 「時間や社会にとらわれず、幸福に空腹を満たす時、束の間、彼は自分勝手になり、自由になる」食べログの評価にとらわれて、空腹を満たすなんぞ、不幸の極み、愚の骨頂。 

どの店にするか逡巡し、自ら決断することは、楽しみなのだ。その楽しみを自ら捨て去るのは、愚か者の所作。
俺と同じ思いの人もいる。