どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

ダービージョッキーには簡単になれない。第88回【東京優駿】に想う。

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第88回【東京優駿】は、金玉がキュンキュンとなる、いいレースだった。

俺は、一番人気の【エフフォーリア】はないと確信していた。馬のせいではない。鞍上の【横山 武史】が、その理由である。別段、横山騎手が嫌いでも、下手くそとも思わない。小倉競馬場では、リーディングジョッキーになった実力者である。

しかし、若い。若すぎる。

確か、22歳かな?勝てば、ダービー史上、最年少のダービージョッキーになる予定であった。俺は、それは、あかんと思っていた。俺のダービージョッキーのイメージは、長年、騎手生活をおくってきた、ベテランジョッキーが、やっとの思いでなれるものと思っていた。まぁ、ダービーに何回も挑戦して、やっとこさ【ウイニングチケット】で勝った、柴田政人騎手のイメージである。昔々のまた昔の話だが、あん時は、胸が熱くなるのを感じたぜ。馬券は当たったかどうか忘れたが、忘れるくらいだから外したんだろう。俺の中では、ダービージョッキーは、そんなイメージだ。
だから、ここで横山武史が最年少でダービージョッキーになるのは、あかんと思った。ダービージョッキーの存在が、なんだか軽くなる気がした。ダービージョッキーはそんな存在ではない。
で、やっぱり、競馬の神様はいたのか。鼻差、差し切った黒い弾丸【シャフリヤール】、鞍上は、福永祐一騎手。写真判定で時間がかかったが、俺は【シャフリヤール】が、完全に差し切ったと確信していた。TVを見ていれば、一目瞭然である。多分、長年の競馬ファンなら、みな、そう思ったはずだ。よく【首の上げ下げ】で決まるというが、その好例か。福永騎手の技術が横山騎手の一枚上だったということだ。写真判定の画像を見れば、馬体自体は同着である。ただ、【シャフリヤール】の首が、【エフフォーリア】の首より、少し上にあった。そこは、ベテランの福永騎手のテクニック。しかし、福永騎手もベテランなになったんだなと、しみじみした。俺の中の福永騎手は、【キングヘイロー】に乗っていた、可愛い青年という印象だ。時は流れる。当たり前だのクラッカーか。
しかし【エフフォーリア】の一着はないと思ったが、【シャフリヤール】の一着は予想できなかった。このところ、競馬から遠ざかっていたので、【毎日杯】でレコード勝ちをしたことを、当日まで知らなかったのだ。アホか。知っていれば、完璧に予想できたが。まぁ、馬券は買ってないから、別段いいんだけどね。JRAのタービーイベントの予想は外したので、欲しかった扇子はもらえない。センスのいい扇子だったんだけど。おそまつ。
しかし、横山武史騎手も負けて良かったと思う。ここで勝っていたら、ダービージョッキーって、こんなもんかと慢心したと思うし、今後の成長もあまり期待ができない、そんな騎手になったと感じる。【艱難汝を玉にす】ということだ。なんかアルコール依存症が偉そうか?
これを機会に、また競馬を始めてみるか。昔々は、競馬仲間と京都競馬場に【春の天皇賞】と【菊花賞】をよく見に行ったもんだ。あの頃は、楽しかったなぁ~。まぁ、初老のたわごとか。
しかし、依存症は、別の依存症を引き起こす確率が高いと、病院のアルコール依存症セミナーで学習した。これでギャンブル依存症になったら、まぁ、人生、完璧に終わりか。まぁ、もう終わっているか。

しかし、第88回!記憶に残る、いい【東京優駿】だった。
俺も頑張らねば。何を?