どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

若人よ 国木田独歩【運命論者】を読め!メッシの言葉を聞け!

中日新聞 読者投稿欄より

中日新聞の読者投稿欄の「次世代の声」より引用。



たまに若者の声が掲載されるが、みんな噓くさい。優等生的な道徳的な手あかのついた当たり前田のクラッカー的な超つまんない!お前本当にそう思っているのか的な鼻白む投稿のオンパレード。(ここまで言うこともないか) 選ぶ方も老害の塊だから、その手の投稿しか掲載されない。時代閉塞の現状に悩む若者の肉声とは対極にある。
今朝、新聞を広げると(本当はPCで読んでいるのだが)またしても「次世代の声」。嗚呼、またかよ、紙面の無駄遣いと思いつつ、なにげなく眺めると、一つの投稿が琴線にふれた。17歳の男子高校生の「人生を決めるのは運命」と題された投稿。思わず、唸った。若かりし頃のワタシの悩み、年金生活者の今のワタシの悩みね。これこそ、若者の真の声。

「親ガチャ」という日本語は好きではないが、本質をついた言葉である。東大生の親の年収が1000万円を越える云々がマスゴミで喧伝される。

ワタシの助言。国木田独歩「運命論者」を読め。独歩というと「武蔵野」しか知らない方のために手短に説明。

  

あらすじは、要約すると「妻は、実の妹であり、義母は、その昔、病気の父と自分を捨てた実母であつた」という、近親相姦のイヤな感じ。それ故、昔の人も敬遠したのかもしれない。運命論者は語る。「離婚しても、実母が父の仇である事実は消えない。妹を妻として愛する自分の愛は消えない。人の力をもって、過去の事実を消すことのできないかぎり、人は運命の力から逃れることはできないのだ」多分、運命論者の言う事は、ある面真実である。

☟こんな老害の著作もある。


しかし、最後に先日FIFAの最優秀選手に最多7度に選ばれた、メッシの言葉を聞け。
   

「努力は報われる?そうじゃないだろう
 報われるまで努力することだ」