市川沙央著「ハンチバック」芥川賞に選出。
まぁまぁ当然と言えば当然。候補作が選ばれた時から受賞は確定路線。勘違いしないで欲しいのだが、作者が障がいがあるかどうかは、小説にはまったく関係ない。文学としての力が他の候補作より勝っていただけの話。しかし、すべてのマスコミは、「障がい者」のバイアスをかけて報道。街ゆく人々のインビューも、すべからく「障がいがあるのに・・・」という枕詞のうんぬんかんぬん。文学への冒涜、著者への偏見。勘弁ならん。一言。
アホたわけ!
この言葉は、NHK「どうする家康」で何度も使用されたので、禁止用語ではない。
選考委員の平野啓一郎
「主人公が抱えている困難な状況を通じて社会的な通念、われわれが常識と信じているものを批評的に解体しながら、自分の存在を描き出している。圧倒的な支持を集めた」
これなら納得。すべからく、文学の当事者はまともだ。それだけが救い。
市川沙央よ、これからバンバン書け。ドンドン読む。おめでとうございます。