夜、トイレに起きると、目の前に、ゴキブリの幼虫がいた。殺虫スプレーを持ってくる間に、多分逃げられる。逃げられると少々面倒くさいので、そのまま踏み潰すことにした。素足だったので、少し躊躇して軽めに踏みつけた。案の定、少々踏み込みが足らなかったのか、一発では仕留めきれず、ヨロヨロと逃げいく。満を持して、二発目をおみまいした。今度は、腰をしっかり入れた。ゴキブリ潰しも、バッティングもヤクルトの村上選手同様、腰が大切だ。踏み潰したゴキブリは、完全に昇天した。しげしげ見れば、まだ小さな幼虫。あそこまで、思い切り踏み潰すこともなかろうと、少し反省した。ゴキブリは、叩いたり、踏み潰すと、病原菌が飛び散るらしいので、そのまま片足で風呂場に行き、足を洗った。死んだゴキブリは、テッシュに包み、捨て場所に困ったので、トイレに流した。踏み潰した後は、消毒スプレーで掃除した。成仏してくれよ。しかし、【神無月】にゴキブリを踏み潰すとは、俺もたいした男だ。神様もお褒めになるなるだろう。その逆か？
しかし、踏み潰したのは、小さな幼虫。今は、ゴキブリの世代交代の時期か？それなら少し可哀そうな気もするが、でっかくなってからは、トロイ俺では、とても踏み潰せない。まぁ、よしとするか・・・。【神無月】の深夜の出来事である。
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戒名は、【御器神無御器】である。合掌。
