どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

童謡【黄金虫】は、【ゴキブリ】だったという説・・・


黄金虫は金持ちだ~♪ 金蔵建てた蔵建てた~♪

たいていの日本人が知っている童謡だと思う。この童謡で歌われている「黄金虫」。確かに、「黄金虫」というと、この童謡のせいで、なんだか、いいイメージの虫と思いがちだが、事実ではない。確かに「黄金虫」という昆虫はいるが、この童謡の「黄金虫」は、なんと!あの愛すべき「ゴキブリ」を唄ったものである・・・らしい。
「ゴキブリ」は、の名前は、【「御器(ごき)」を「かぶる」】ということに由来している。「御器」とは食物を盛るためのふたつきの器、椀のことを指す。 「食卓に集まってきてしまう虫」という意味。その昔は、食べ物が豊富で、暖かい部屋のあるお金持ちの家にしか、「ゴキブリ」はいなかった。寒くて、満足な食べ物がない貧乏人の家にはいなかった。つまり「ゴキブリ」いる家は「お金持ち」の象徴だった。

この童謡は、今のような飽食の時代に作られた歌ではなく、食べ物に困窮していた時代に作られた。お金持ちの家だけには、おいしい食べ物(エサ)があり、「ゴキブリ」は、そうしたエサを求めて、やってきていたことから、「黄金虫」の童謡が、このような理由で「金持ち」として唄われたらしい。まぁ、諸説あるのが世の中の常だが・・・。

この童謡「黄金虫」を作詞した、野口 雨情の故郷、茨城県の方言では、「チャバネゴキブリ」のことを「黄金虫」を呼ぶ。事実は、小説よりも奇なり。

チャバネゴキブリ