どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

そのままか、繰り下げか、繰り上げか。【老齢年金】

f:id:doncoyasuo:20211205102423p:plain

年金生活者らしい話題。
通常受給、繰下げ受給、繰上げ受給でどのくらい差がつくのか、比較してみる。通常の65歳のときの年金受給額が200万円で、95歳まで生きるとする。(随分、長生き人生のデータだな・・・)
〇60歳まで繰上げ受給の総額=4900万円
〇65歳で通常受給開始の総額=6000万円
〇70歳まで繰下げ受給の総額=7100万円
約12.3%の人が繰上げ受給、約1.5%の人が繰下げ受給を選択、残りが通常受給。繰り上げが意外と多い印象。

繰下げ受給の損益分岐点は11年11カ月らしい。年金受給を70歳から始めたら、82歳以降はお得、男性の平均寿命は81歳。なんとも微妙な・・・。

繰上げ受給は1カ月につき0.5%づつ減らされ、60歳まで繰上げた場合は30%の減額。減額された年金額が一生涯続く。その損益分岐点は77歳。それ以上長生きすれば、その後は損をする。これも微妙・・・。

俺は、大人の事情で、59歳で無職、無収入になった。無収入は、辛い。【禄でなし】である。繰り上げ受給を検討した。驚くべきことに、繰り上げ受給をすると、遺族年金が受給されないのである。遺族年金とは、年金受給者が亡くなった場合、約半分の年金が配偶者に受給されるものである。わが母も亡くなった親父の遺族年金でどうにかこうにか生きている。遺族年金が受給されないならと、繰り上げ受給は見送った。繰り上げ受給を押し止める、見事なシステムだ。繰り上げ受給を選択した方は、多分独り者であろう。配偶者のことを考えると、繰り上げ受給は、難しい。
俺は、法にのっとり63歳から年金生活者になった。昭和32年生まれで、通常のサラリーマン生活を送った者は、このパターン。幸運にも65歳まで仕事をしている同輩は、繰り下げ時給の選択もあるが、無収入の身にとっては、その選択がなかった。現在、特別支給の厚生年金と厚生年基金と私学共済からの三か所から、年金をもらっている。サラリーマンをいかに過ごしたかで、受給される機関も変わる。複雑である。少し前までは、三か所にそれぞれ受給申請をしなければならなったが、法律改正で、最後に勤務した年金受給機関へ申請すればよくなった。それでも面倒なものである。仮に三か所に申請のままだったら、メンタル的のおかしくなっていたかもしれん。来年、65歳になると国民年金分が加わり、受給額が若干上がる。しかし、なんとも複雑な我が国の年金システム。自分の年金支給額が、本当に正しいのか、まずわからん。全然わからん。ヤレヤレ。もらえるだけ、ありがたいと思っておけということか。厚生年金保険料で1000万円以上は搾取されているが・・・、ヤレヤレ。それでも、ありがたいと思えか。