どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

甘ったれ、尾崎豊【十五の夜】の歌詞

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君は、尾崎豊を知っているか。

まぁ、30年も前に死んでいるから、知らない人の方が多いだろう。1992年26歳で突然死している。と言うことは、来年没後30周年か。少しは、話題になるかな。尾崎は、アル中で薬中だった。最後は、肺に水がたまる【肺水腫】で逝く。アル中でも、最後は肺が原因で逝く人が多い。俺も肺で逝くかも知れない。オヤジもおじいちゃんも最後は、肺で逝った。最近、食事中によくむせるから【誤嚥性肺炎】といったところか・・・。

昭和58年、シングル「15の夜」とアルバム『十七歳の地図』で高校在学中にデビュー。昭和40年生まれだから、32年生れの俺より随分と年下だが、当時は時代のカリスマだった。イケメンだったし、デビュー曲「15の夜」は衝撃だった。63歳になった今でも、そらで全曲歌える。まぁ、全曲というのはウソだが・・・。

尾崎の不幸は、10代で全盛期を迎えたことだ。20代になるとパッとしなくなる。で、アルコールと覚醒剤に走る。晩年は、金がなく、覚醒剤を買う金ほしさに、無理矢理アルバムを作成したと、どっかで読んだ。まぁ、嘘か本当がわからねど。

最近、「十五の夜」を久々に聞いた。若い頃、あんなに熱中した歌詞は、まもなく64歳になることになる俺にとっては、なんとも甘ったれた歌詞に聴こえる。

落書きの教科書と外ばかり見てる俺
超高層ビルの上の空 届かない夢を見てる
やりばのない気持の扉破りたい
校舎の裏 煙草をふかして見つかれば逃げ場もない
しゃがんでかたまり 背を向けながら
心のひとつも解りあえない大人達をにらむ
そして仲間達は今夜家出の計画をたてる
とにかくもう 学校や家には帰りたくない
自分の存在が何なのかさえ 解らず震えている
15の夜


盗んだバイクで走り出す 行き先も解らぬまま
暗い夜の帳りの中へ
誰にも縛られたくないと 逃げ込んだこの夜に
自由になれた気がした 15の夜

冷たい風 冷えた躰 人恋しくて
夢見てるあの娘の家の横を サヨナラつぶやき走り抜ける
闇の中 ぽつんと光る 自動販売
100円玉で買えるぬくもり 熱い缶コーヒー握りしめ
恋の結末も解らないけど
あの娘と俺は将来さえ ずっと夢に見てる
大人達は心を捨てろ捨てろと言うが 俺はいやなのさ
退屈な授業が俺達の全てならば
なんてちっぽけで なんて意味のない なんて無力な
15の夜


盗んだバイクで走り出す 行き先も解らぬまま
暗い夜の帳りの中へ
覚えたての煙草をふかし 星空を見つめながら
自由を求め続けた 15の夜

盗んだバイクで走り出す 行き先も解らぬまま
暗い夜の帳りの中へ
誰にも縛られたくないと 逃げ込んだこの夜に
自由になれた気がした 15の夜

まぁ、15歳のガキが、何をグタグタ言っているという感じだが、それは完全に俺が老化したということだ。それもなんだかさみしい気もするが・・・。「煙草はいいが、バイクは盗んじゃいかんね」とか「家出してどうするの?どっか、行くとこあるの?」とか「授業が退屈なら出なきゃいいじゃん」とか、くだらねぇ説教を垂れそうになる。嫌になる。

嗚呼、つまらない大人になったもんだ。

誕生日は、俺の11月28日と1日違いの11月29日。少し残念。28日が29日になる瞬間に「誕生日おめでとう」





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