どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

ロックよ、静かに流れよ ~「男闘呼組」解散だってさ

男闘呼組が、日比谷の野音で解散した。昨年再結成したことは知っていたが、今回の解散。デビュー35周年の期間限定の活動だったらしい。そんなことは、置いといて・・・

男闘呼組主演の映画「ロックよ、静かに流れよ」は、印象深い。昭和最後の63年公開。当時、よく上映されてたアイドル映画とは、一線を画す。物語は、ロックが好きな不良の香り立つ高校生の青春群像劇。仲間の1人がバイク事故で逝く。残りの3人で追悼コンサートをする。ありがちなパターンの映画だが、これが良くできている。監督の長崎俊一と、脚本の北原陽一の手腕が冴える。昭和の残り香。グイグイ引き込まれる。特筆すべきは、エンディング!

バイク事故で逝ったダチの誕生日を祝い、3人がロウソクを1本ずつ吹き消す。最後の1本を3人で吹き消す。

暗転!

そして、思い出の場面が映し出されるエンドクレジット。バックには、追い打ちをかけるようにロックバラード「LONELY…」が(作詞:大津あきら、作曲:Mark Davis)が、静かに流れる。不覚にも、涙が止まらない。アイドル映画なのに・・・。

まさに、「ロックよ、静かに流れよ」