どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

信長「完璧」 秀吉「哀れ」 家康「いまいち」 ~三英傑の最期

      

信長の最期。「本能寺の変」は英雄の逝き方としては、文句のつけようがない。理想的。御首級を残さず、すべてを炎の中へ。完全消滅。後には、塵も灰もなし。

秀吉の最期。瘦せ細ったカラダ。失禁。鼻水と涙でぐちゃぐちゃの顔。「秀頼のこと、くれぐれも頼み参らせ候」とライバル家康にペコちゃん。「露と落ち 露と消えにし我が身かな 浪速のことは 夢のまた夢」 の辞世は、裸一貫から天下人に成り上がった男の儚さを痛感する。

家康の最期。諸説あるが、「鯛の天麩羅」を食って死んだ説をとる。質素倹約を旨とし、麦飯ばかりの神の君。贅沢がアレルギー反応だったか?桶狭間、三方ヶ原、設楽原、関ケ原等々、数々の激戦をくぐり抜けてきて、最後が「鯛の天麩羅」。せめても、魚の王様の「鯛」であったことが唯一の救い。海老すくい。

蛇足。
「どうする家康」で一番理想的な逝き方は、満場一致で、「鳥居強右衛門」。文句のつけようがない。