どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

今で言う「教育虐待」被害者~豊臣秀頼

        
豊臣秀頼が台詞が意外であった。
「ずっと母の言う通りに生きてきた。やっとわかった気がする。自分の本当の気持ちが。みなよう聞いてくれ。
余のまことの心を申す。信じるものを決して裏切らず。わが身の危険を顧みず、世につくす。それがまことの秀頼である。余は、戦場でこの命を燃やし尽くしたい。
皆の者、天下人は家康ではなく、この秀頼であることが世のため、この国の行く末であり。余は、信長と秀吉の血を受け継ぐ者。正々堂々、徳川を倒す。共に乱世の夢を見ようぞ。異論、ござらぬな」

う~ん、一瞬、唸ったが、然もありなん。秀頼は、教育ママの茶々が育てた異形。幼き頃から、父秀吉の華々しい合戦の有様を教えられたろう。秀頼の芯に乱世を好む心情が楔のごとく打ち込まれたのは必定。もはや、滅茶苦茶の茶々の「教育虐待」。今に続く、悲しき親子愛。