どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

核廃棄物 最終処分場の片棒を担ぐ

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岐阜県瑞浪市に【瑞浪深地層研究所】という、えげつない研究施設がある。

瑞浪超深地層研究所
岐阜・瑞浪市の地下500mにある高レベル放射性廃棄物を埋めて処分する最終処分の研究施設「瑞浪超深地層研究所」。日本原子力研究開発機構は「地層分析などで一定の成果を得られた」として年度内に埋め戻し作業を開始。「核のごみ」の最終処分場を国内のどこに作るかは決まっていない。

1962年に旧通産省地質調査所が、瑞浪市でウラン鉱床の露頭を発見したことが始まり。商業レベルになるほど濃度が高くないが、それでもウラン鉱石を含む地層があるというこで、放射能が自然発生しているから、もし問題が起きても問題ないでしょう。作ってみました。と、いう感じ。最終処分場の実証実験を行い、地下1000メートルの掘削を目指した。しかし、地下水が溢れて、どうにもこうにもならなくなり、計画を断念。現在、埋め戻し作業の大詰めである。

原発で核燃料を燃やした際に出る高レベルの放射性廃棄物をどこに処分するかが大きな問題になっている。「トイレのないマンション」問題である。最終処分の方法として現実的なものは、核のゴミを地下深くに埋める地層処分。しかし、放射線量が自然界に存在するレベルに下がるまで約10万年。

最終処分場をどこに作るかは決まっていないが、その研究をする施設があるということは、その恐れもあるということだ。当然、非難も起きる。非難を少しでも和らげるためには、地元還元が必要になってくる。

その一つが、科学イベント【おもしろ科学館inみずなみ】の開催である。なんだか、前置きが長くなったが、俺はこの【おもしろ科学館inみずなみ】の業務を5年ほど担当した。まぁ、「核廃棄物最終処分場」の片棒を担ぎである。少しでも「核廃棄物」のイメージから逃れるために、ポップなイラストをビジュアルにした。広告屋の浅知恵。昔の物語。