どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

脱脂粉乳のおもひで

    


今朝、新聞を見ていたら【学校給食】の特集記事の中で「脱脂粉乳」の文字を見つけた。

脱脂粉乳
牛乳から乳脂肪分を除去したもの。栄養価が高いことから、戦後しばらく学校給食に飲用として供された

俺は、小学一年生の給食で、この「脱脂粉乳」を経験している。二年生から、牛乳に変更になった。さて、この「脱脂粉乳」、恐ろしく不味い。しかも、臭い。しかも、温かいので、表面に白い膜ができる。この白い膜が嫌で嫌でしょうがなかった。気味悪かった。スプーンで、丁寧に膜をすくい上げ、脇に置き、死ぬ気で飲んだ記憶がある。幸い、この最悪な「脱脂粉乳」経験は一年で終了する。

当時の学校給食は、全部食べなければならなかった。食べられないと5時間目の授業が始まっても、給食の器は机の上の置かれたまま、食べらない子は、泣いていた。食物アレルギーがうんぬんされる現代とは、雲泥の差である。

しかし、学校給食は、悪いものではなかった。貧乏家庭の俺は、スパゲッティを知らなかった。学校給食では、初めて食べた。世の中に、こんな美味しいものがあるとビックリした。カレーうどんのメニューの時は、心躍った。消毒臭い麺も全然苦にはならなかった。

今の給食は、地元の食材を積極的に取り入れている。ふるさと名古屋の名物「赤味噌」を使ったメニューも豊富なそうな。一度食べたみたいなと、新聞記事を読みながら、想った。