昭和の時代、「横断歩道は、手をあげて」と習ったが、いつから「ハンド・アップ」になったんじゃ。なんでも英語にしとけば、目新しさが出て、注目させるということか。最初にこの言葉を目にした時、「ホールドアップ」の意味だと思った。「交通事故には、もうお手上げ」という意味かなと思った。冗談ではなく。俺のような64歳のボケ老人が理解が不能なら、後期高齢者には、まずわからないだろう。横断歩道じゃない車道を平気で横切る、多くのお年寄りを目にすると、どうでもいいことかもしれない。
「ハンド・アップ」の趣旨は、歩行者の交通事故を減少させるため、ドライバーに対しては「横断歩道は歩行者優先」を呼び掛け、歩行者に対しては、自らの命を守るため、手を挙げて道路を渡る意思と感謝を示すことらしい。なんだかな。
さて、我が青春時代、自動車免許の取得の折、この横断歩道の手前で停止することを怠り、自動車学校の卒業検定で、多くの若者が涙を呑んだ。遠い昔の記憶である。