滋賀県では平成28年から農業技術振興センターにてオリジナル品種の育成に取り組み、5年の歳月をかけて約1,600個体から「滋賀SB2号」を選抜しました。この新品種が皆様に愛され、親しまれるイチゴとなるよう、昨年11月1日~12月26日までの約2か月間、名前の公募を行いました。
小生も応募した。
「いちごいちえ」
なかなか、イケてるネーミングと思ったが・・・。残念。まぁ、単なる駄洒落と思われたかな・・・。
決定した「みおしずく」の命名理由は、爽やかな酸味と雫のような形からイメージ。選定理由は、イチゴの形と食べた時のみずみずしさを表現し、水のイメージを通じて琵琶湖・滋賀を連想させる、とのこと。なるほどなぁ~、琵琶湖か。滋賀県と言えば、琵琶湖。納得。64歳になっても、思慮が足らない吾輩。
「近江」というこのあわあわとした国名を口ずさむだけでもう、私には詩がはじまっているほど、この国が好きである。
京や大和がモダン墓地のようなコンクリートの風景にコチコチに固められつつあるいま、近江の国はなお、雨の日は雨のふるさとであり、粉雪の降る日は川や湖までが粉雪のふるさとであるよう、においをのこしている。
司馬遼太郎が愛した地、滋賀県だけに、なんとかと思ったが・・・。
「みおしずく」は、令和5年度より本格生産・販売となる予定。一度食べてみたいが、まぁ、微妙だな・・・。