どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

珍味「一十珍海堂」の「紋次郎いか」は、いかに?


近所に「一十珍海堂」という珍味メーカーがある。主力商品は、「紋次郎いか」。スルメイカを串に刺した駄菓子。以前は、容器に三度笠に道中かっぱ、長い竹の楊枝をくわえた渡世人のイラストが描かれていた。

(左)かつての容器には、渡世人風の人物が描かれていた。(右)現在の容器

このイラストに小説「木枯し紋次郎」の作者、笹沢左保氏の遺族がクレームをつけた。イラストが木枯し紋次郎と酷似しているとして、製造差し止めや損害賠償を求めた。

確かに、「紋次郎いか」というネーミングから「木枯し紋次郎」を意識したと思うが、「一十珍海堂」はほんと小さな会社である。主力商品の「紋次郎イカ」が製造差し止めになったら、たちまち倒産である。

幸い、東京地裁判決は、三度がさや道中かっぱなどは江戸時代のありふれた姿で「創作的表現」に該当せず、著作権法では保護されないとした。紋次郎いかは商標登録して長年信用を得ており、作品と混同される恐れも認められないとして遺族側の請求を退けた。

遺族側の弁護士は「キャラクターについて基本的な理解を欠いた判決だ」と批判。「このようなビジネスが許されればキャラクター事業は成立しない」と訴え、遺族側は控訴。

「キャラクター事業」いうには、無理があると思うが、いかに?