どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

不安時代の物語 ~大石脚本のコンセプト

初回「約束の月」のエンディングの道兼の悪行。このシークエンスで、私は、「光る君へ」に沼ハマり。まひろの母の刺殺は、大石静の完全なオリジナル。大石静は道兼を悪漢として、今後の物語を紡いでいくらしい。「栄華物語」を読むと、案外優しい男の感のあるが、「第1次資料があればそれに従うが、第1次資料がなれけば何をやってもかまわない」とする大石静の覚悟を感じる。

NHKからの大河ドラマの依頼が、平安時代の話だと聞いた瞬間、「誰が観るんだ、そんなもん」と思った大石静。売れっ子脚本家の意地は、平安時代のたいした知識もないまま平然を脚本担当になる。その分自由に描くことができると、あくまで前向きな御年72歳。

平安時代の私の印象は、「雅」である。平安時代以降に始まる戦いの歴史もない。十二単の女人が和歌を諳んじるイメージである。大石静は、この対極をいく感じがビンビン伝わってくる。

平安時代を不安時代として描く。