どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

あんなトイレで小便したい ~映画「PERFECT DAYS」

「THE TOKYO TOILET」(TTT)プロジェクト

役所広司は、好き。ヴィム・ヴェンダースも好き。小津安二郎は、もっと好き。しかし、この映画は、トイレありきの映画。映画鑑賞後、まず思い浮かべたのは、

あんなお洒落なトイレで小便したい。

役所広司ヴィム・ヴェンダース小津安二郎の御三方には大変失礼だが、こればっかりはしょうがない。なにしろ、この映画は、トイレありきの映画。

公共トイレを、建築家やクリエイターたちがそれそれの視点でリニューアルする「THE TOKYO TOILET」(TTT)プロジェクト。その一環として映画制作が行われることになった。

当初、日本大好き老人ヴィム・ヴェンダースにトイレ紹介の短編映画の依頼したが、ヴェンダースはノリノリでトイレ掃除人の長編映画にした。トイレ掃除人の役は、役所広司。彼曰く「断る理由がない」。そりゃそうだわな。カンヌで男優賞。映画自体もアカデミー賞を取るだろう(たぶん)。

俺は、現在名古屋在住66歳の年金生活者で東京への憧れはないが、この映画を鑑賞後は久々に東京に行きたいと思った。「THE TOKYO TOILET」プロジェクトのトイレは17か所、映画に登場するのは12か所。始発の「のぞみ」で名古屋発、17か所のトイレを巡り、最終の「のぞみ」で帰名するのが、今の俺の一番の望みだ。


トイレ清掃員の名前は、小津の「東京物語」のオマージュで、「平山周吉」だが、俺は「秋刀魚の味」と想う。まぁ、どっちも同じだけどね。
小耳にはさんだが、キリスト教関連団体から、「人間の内面を豊かに描いた」作品に贈られるエキュメニカル審査員賞も受賞。この賞のことは寡聞にして知らなかったが、賞の趣旨も想うに納得。それにしても、小津の弟子がドイツ人というもの不思議だ。映画って、いいね。