週刊文春が、「どうする家康」のセリフが書き換えられた台本を入手。松潤家康が、家臣団のセリフを自らのものとして、「台詞泥棒」と現場で揶揄されていると報じた。
記事を読んでみた。「小牧長久手の戦い」のシークエンス。
【「週刊文春」が入手した台本には、以下の台詞が赤字で書き加えられている。
家康「いや、待つだけでは勝てぬ。前へ出るぞ」
代わりに、小平太の「前に出てはいかがかと」という台詞は赤字で棒線が引かれ、削除されていた。家康のリーダーシップを強調するため、小平太の台詞を奪った形になっているのだ。実際の放送でも、松本は確かに「前へ出るぞ」という台詞を口にしている。こうした例は他にもあり、現場では「台詞泥棒」と呼ばれているという。~「週刊文春」より抜粋】
おいおいおい、どこか「台詞泥棒」なの?どこか「改悪」なの? 今まで家臣団に頼りがちだった松潤家康が、真のリーダーになった瞬間を表現した見事の台詞である。
だいたい、撮影現場で台本が書き換えられるの当たり前の事。それを「現場では、【台詞泥棒】と呼ばれているという」という中途半端な確証もない非難。やれやれ君。
さらに松潤家康がスタッフらを苛烈な言葉で恫喝する場面、岡田准一の出演を渋っていた経緯、有村架純との「静岡ツアー」を巡る波紋など、報じている。
主演役者がスタッフの強く物申すのは、よりより作品のためであり、先輩役者との共演を渋るのは、先輩への畏怖であり、「静岡ツアー」の佐鳴湖畔のシーンは、ココロに沁みた。揚げ足取りの記事だが、なんとも中途半端で揚げ足取りになってさえいない。やれやれ君。
本編「どうする家康」は、佳境に突入し、天下分け目の決戦・関ヶ原の戦いが近づいている。悪名は無名より勝るではないが、話題になることは悪くない。その意味では感謝すべきことなのかもしれない。
ありがとうございます、文春砲!