どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

「キャッシュレス」レスという戦略 ~現金払いのスーパーマーケット

「キャッシュレス」は、世の流れ。その流れに抗う、小さな食料品スーパーマーケットが近所にある。支払いは、現金のみ。流行りのポイントもない。折込チラシも1色刷りで商品の写真掲載もない。チェーン展開はしていなく、一店舗のみ。少ない駐車場はいっも満杯で、店の付近はいつも交通渋滞。つまり「繁盛店」である。
「キャッシュレス」は消費者にとっては便利だが、店にとっては「痛し痒し」の部分がある。便利な反面、手数料というコストが発生する。3~5%くらいと思うが、薄利多売のスーパーマーケットには痛い。イオンのような大規模だとハウスカードを発行できるが、中小規模だと無理である。手数料を支払い、カード会社のシステムを利用するしかない。最近は、雨後の筍ごとくのキャッシュレス決済。対応できなければ、顧客が逃げる。悩ましい限りである。
近所の小さな食料品スーパーマーケットには、「キャッシュレス」に対応する体力がない。無理に対応して、業績を悪化させることはない。「現金支払いのみ」とした経営者の判断は正しい。
「キャッシュレス」は世の流れだが、その流れに流されることなく、自らの足元を見つめ、生き延びる小さなお店。なんだか、いいね。