どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

「エクソシスト」より「フレンチ・コネクション」だろうが ~ウィリアム・フリードキン逝去

一触即発

新聞の訃報記事、押並べて「エクソシスト」の見出し。ウィリアム・フリードキンと言ったら「フレンチ・コネクション」だろうが!と憤慨する我輩。興行的には「エクソシスト」、作品的には「フレンチ・コネクション」 しょうがないか・・・

この映画のジーン・ハックマンは四六時中、不機嫌。兎にも角にも不機嫌。不機嫌さがスクリーンに染み出してくる感。
あやふやな見聞だが、ウィリアム・フリードキンは、この不機嫌さ引き出すために、ジーン・ハックマンに、撮影中、暴言を吐き続けた。徹底的に扱き下ろした。一触即発の危機も何度かあった。そこまでする、ウィリアム・フリードキンの凄味。
その甲斐あって、今までにはない暴力刑事「ポパイ」の誕生。もはや犯罪と言える強行捜査で犯人を追い詰める。今では絶対無理。でも、結局逃げられけどね。このエンディングにも、ウィリアム・フリードキンの凄味を感じる。

その甲斐あって、ウィリアム・フリードキンが、「監督賞」、ジーン・ハックマンは「主演男優賞」、犯人未逮捕のエンディングで「脚色賞」「編集賞」、まとめて「作品賞」を獲得。この時代のアカデミー賞は、懐が深い。

余談。1971年この年、もう一人の暴力刑事「ダーティハリー」誕生。