「はるかな夢」~どうする家康
佐鳴湖畔での悲しき別れに、うるうるしている、淑女紳士に、水を差すようで悪いが、(水を差す気まんまんなのだが)、かつて浜松市に在住した身から、余計な一言。
佐鳴湖は、日本で一番汚い湖
・・・と言われていた暗い過去がある。今では水質改善されて、キレイだが、拭い難い過去もあるの。
昭和55年、全国の湖沼の水質調査が発表されてから、ワースト10常連。平成13年~18年の6年間は、最もCOD-Mn(化学的酸素要求量)の値が高く、つまり汚いということ、全国ワースト1の栄冠に輝く。佐鳴湖が汚いのには理由がある。近くにある浜名湖と川でつなかっている。佐鳴湖の水は浜名湖との間を行ったり来たりしている。浜名湖にある汚れが、水と一緒に佐鳴湖に押し戻される。言わば、浜名湖のゴミ箱的存在なのだ。悪者は、浜名湖。佐鳴湖は被害者。こら!浜名湖、「風光明媚」なんて、きれいごと言ってるんじゃないぞ!閑話休題。
本編もよかったが、琴線にふれたのは、本編後の「どうする家康ツアーズ」。佐鳴湖畔を訪れる、私服?の有村瀬名と松潤家康。なんか、ものすごく、いい感じ。井之頭五郎もナレーションも心に染み入ってくる。ああああ、これで有村瀬名ともお別れかと想うと、本編以上にうるうる。本編後にも泣かしやがって、如何なものか、NHK。次回予告の「ぶらり富士遊覧」の辛い気持ちをむねにしまい、おちゃらけた松潤家康にも、うるうる。
水を差すより、油を注いだか。うるうるは続くよ、どこまでも・・・。