大河「どうする家康」効果で、岡崎を訪れる人は、うなぎパイ。岡崎を訪れた皆さんは、どんな公共交通機関をしましたか。
愛知県民は、名古屋鉄道(通称/名鉄)の「東岡崎駅」で下車。岡崎城、大河ドラマ館のある「岡崎公園」に歩いていく。これが一番ストレスがない。
愛知県外から訪れ人は、新幹線利用の場合、名古屋駅でそのままJRに乗り換え、何も知らぬままに「岡崎駅」で下車する場合がままある。これが悲劇の始まりである。
「JR岡崎駅」と「岡崎公園」は、直線距離にして約2キロは離れている。歩くには、随分な距離。当然、バスかタクシーということになる。バスは本数が限られる。タクシーも駅前の常時いるとは限らない。地方都市の悲しさである。
岡崎以外の愛知県の地方都市、「豊橋」「一宮」は、名鉄の駅とJR駅が一緒で、ターミナル効果で賑わっている。翻って、「岡崎」。名鉄の駅とJR駅が離れているので、いまいちパッとしない。昔は、名鉄「東岡崎駅」は、それなりの賑わいであったが、最近は寂し気な雰囲気。駅舎も老朽化の一途。JR「岡崎駅」は、その昔は「JRの駅なんてあったけ?」という感じ。最近は、周辺の住宅開発が進み、名古屋のベットタウン化して、昔ほどではないが、昼間は閑散としている。田舎の(失礼)JR駅の趣き。
なぜ?
・・・というのが、素直を疑問である。諸説あるが、吾輩のお気に入りは、「明治期、岡崎宿内に鉄道駅を造ることに、人々が猛反対し、明治政府が断念した」説。岡崎宿の人々は、家康公が開府した江戸幕府が大好き。その幕府を倒した維新政府が大嫌い。協力なんて、アホらして出来るかいと断固拒否したのさ。
会津人と同じ心情。いいじゃん、岡崎人。