陸上自衛隊射撃場で、実弾を使った射撃訓練中の18歳の自衛官候補生が、男性隊員3人に向けて小銃を発砲。2人の死亡が確認。52歳の教官にしかられた直後、その教官に向かって無言で発砲。
無言・・・。
男は今年4月に普通科連隊に入隊。この日の訓練は新隊員教育の一環。死傷した3人は、男を指導する立場にあった。6月末で訓練を終えて正式に隊員となるため、今回が最後の実弾訓練。候補生約70人と教官ら指導役の隊員約50人の計120人が参加し、銃を装備する手順などの検定を実施する予定だった。
陸上自衛隊のホームページによれば、隊員には連射が可能な口径5・56ミリの「89式小銃」ライフル銃が貸与、この日の訓練でも使用、訓練は単射で実施。行われていたという。
男は東海地方出身で、小中学校の同級生は「元気が良くて運動神経も良かった。小学校時代から『自衛隊に入りたい』と言っていた」と振り返る。高校時代の同級生は「陽気でムードメーカー。卒業後は自衛隊に入りたいと話していた。何があったのか…」
18歳の若者が、ライフル銃を連射して、人を殺せる、陸上自衛隊。入隊志願者は、たぶん激増。冗談でなく。今の若者を取り巻く時代閉塞の現状を感じる。
死亡した52歳の教官。18歳の若者に、随分な事を言ったんだろうなぁ~。予想はつく。生存バイアス。
まさに、キューブリック「フルメタルジャケット」の世界。 合掌。