どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

相変わらず わからん パイセン 2,970円なりけり

タイトル「街とその不確かな壁」にある、「不確かな壁」とは?

「いくつか意味がある。1つは実際に壁が形を変えて動くということ。もう1つは、自分ともう1つの世界を隔てる壁は本当に堅固なのかという疑問。僕は『壁抜け』というのが人生にとって非常に重要だと思っている。意識と無意識の間の壁を抜けて、自分をより深いところで発見する。それが人間や小説の大事な作業だと思うんです」

「それは小説を書いている時にしばしば経験することでもある。ずーっと文章を書いて考えている時にふっと向こうに抜けちゃう。それがないと読んでいる人もつまらないと僕は思う」

「論理とか整合性では描ききることのできない世界を描きたかった。あるものからあるものへと移行する中でどういうふうに意識が流れていくかということが、僕にとっては大事なんです」