どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

家康公の嘆きの声が聞こえる 【どうする家康】

八丁味噌の伝統的な製造法「石積み」

農林水産省が地理的表示(GI)保護制度に登録した愛知県の豆みそ「八丁味噌(はっちょうみそ)」を巡り、発祥地とされる同県岡崎市の老舗業者「まるや八丁味噌」が伝統的手法とは生産方法が異なるとして国に登録取り消しを求めた訴訟の控訴審判決で、知財高裁は八日、訴えを却下した一審東京地裁判決を支持し、まるや八丁味噌側の控訴を棄却した。 中日新聞3月9日”

八丁味噌は、岡崎城から八町離れた「八丁村」でつくられたのが起源である。「まるや八丁味噌」「カクキュー」の老舗2店舗が始めた。現在、この2店舗は、「八丁味噌」の表示を使えない。その代わり、「愛知県味噌溜醬油工業協同組合」に所属の会社なら、「八丁味噌」の表示が使用できる。たとえば、岡崎から遠く離れた名古屋でつくった豆味噌も「八丁味噌」の表示ができる。誰が考えてもおかしいと思う。老舗2店舗もおかしいと提訴した。経緯は省くが、最終判決が出た。
老舗「まるや八丁味噌」は、八丁味噌の表示ができなくなった。(「カクキュー」は訴訟から降りた)。今後、「まるや八丁味噌」が八丁味噌の表示をすれば、法律違反になる。根源は、農林水産省が地理的表示(GI)保護制度。この制度は、フランスのテロワール(Terroir)を基礎としている。フランスの制度は、すごく厳密だが、日本のそれはアバウトである。輸入大豆100%で、伝統的な製造方法でなく、近代的な製造方法でつくっても、愛知県の豆味噌なら、すべて八丁味噌である。

「どうする家康」のオンエアで、地域一体で盛り上げていこうという時に・・・。

家康公なら、いかにされたであろう。