どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

生き続ける、ジョンの魂。

原爆投下直後の広島と長崎の様子を記録した映画について、ジョン・レノンと妻のオノ・ヨーコが、国内だけでなく海外での公開を佐藤栄作首相に要請した文書が外交史料館に残されていた。レノン夫妻は文書の中で「残虐な行為が繰り返されないことを願う」と平和を訴えた。映画の題名は「広島・長崎における原子爆弾の影響」。終戦直後から原爆被害の実態調査を目的に撮影作業が始まり、理化学研究所の科学者や映画会社などが参加し、環境や人体の被爆影響をフィルムに収めた作品。

レノン・ウォール、今回の記事、なんだかジョンの魂に触れる機会が多い気がする。俺を呼んでいるか?おこがましいか。
1980年、ジョンが凶弾に倒れた日、当時役者志望だった俺は、舞台に限界を感じ、人生最後の舞台に立っていた。演目は、サミエルベケット【ゴードーを待ちながら】の構成劇。レモンが舞台一面にこぼれだす鮮やかなラストシーン。レモンの黄色が照明に映し出され、レモンの香りが微かに香り、それは、印象的なものであった。その日、ジョンが死んだことを知った俺は、追悼の意味を込めて、レモンをひとつ拾い上げ叫んだ!

ジョン・レモンよ、永遠なれ!

観客は、どっちらけ。冷たい観客の目にさらされ、俺の最後の舞台は、幕を閉じた。昔昔のある所の話。