どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

宮崎駿から、新海誠へ。

名取市日和山

老兵は死なず、消え去るのみ。

宮崎駿の10年ぶりの新作【君たちはどう生きるか】が、来年7月公開予定。オリジナルストーリーだが、タイトルは吉野源三郎の名著から、拝借している。この本に感動して制作するそうな。俺も、この本を読んだが、道徳臭がプンプンする、いまいち感が強かった記憶がある。今まで、すべてオリジナルだった宮崎駿、タイトルとはいえ、借用か・・・。老いたか、81歳。それとも奇跡を見せてくれるのか?来年の7月公開が待ち遠しい。

新海誠の新作【すずめの戸締り】の評判がいい。アマゾンで冒頭の映像と、NHKの【クローズアップ現代】を見る限り、大ヒットを予想させる。しかし、俺は見に行かない。基本的ににアニメは好まない。しかし、この作品の元なった、【名取市閖上日和山】のスケッチに心惹かれた。俺は、東日本大震災の3年後、この日和山に行っている。辺りは一面の荒野だった。津波がすべて流し去った。日和山は、確か。標高6.5mほどで、津波にのまれるのは、一瞬だった。新海誠は、この地を訪れ、1枚のスケッチを描き、そこから発想を広げに広げまくって、【すずめの戸締り】につなげた。なんたる才能。

さて、時代の流れは、宮崎駿から、新海誠へは、明確だか、老いの一徹、宮崎駿よろしく哀愁。ついでに愛知には【ジブリパーク】も開園したでよ。