どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

ベッド角度30度以内の生活 【哀愁の入院記②】

ベッド角度30度の状態

股関節の手術をするまでは、ベッド上で30度以上の姿勢だと症状を悪化させるらしい。緊急入院だったので、その手の指示はなかった。朝食の時、30度以上の姿勢でいると、看護師に怒られた。

30度以上の姿勢は、ダメでしょ!

俺は当然、初耳である。しかし、入院させていただいた感謝に気持ちもあるので、反論したい気持ちをぐっと押さえた。ベッドの角度を30度にさげられ食事をすることになった。人間の体型上、自力で30度以下の姿勢で食事をするのは、まず無理である。おまけに食事を乗せているトレーが高く、ほとんどメニューが見えない。食べにくそうにしていると

「食べにくいでしょう」と平気でのたまう看護師。

そうですねと、ヘラヘラ笑うしかない俺。看護師が去ると、ベットから起き上がり、猛然と食べる。食べ終わるとベットに横になる。配膳を下げに来た看護師が再びのたまう。

アラ、全部食べたのね。偉い偉い。

ふたたび、ヘラヘラ笑いの俺。早く手術をしてくれないかと思い、いつ頃、手術なのかと尋ねると

今、手術室が混んでいるから、私には、わかんない。先生に訊いて。

未だに、俺は、俺の担当医は知らない。入院してから、1度も会ったことがない。緊急入院はこんなものかと諦めた。後日、この担当医と大喧嘩をするが、それは、またの機会に。もうすぐ午後10時、消灯の時間。おやすみなさい。【哀愁の入院記③】に続くかどうかは、よくわからない。