どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

滋味あり 地味な【菊花賞】

今年の菊花賞は、65年ぶりに、皐月賞、ダービーの1、2着馬が不在。地味な菊花賞。地味なだけに味わいがあった。3000m走って鼻差決着。鼻差って、どれくらい?10cmくらいか? 3分間懸命に走った3000mのレースが、わずか10cmの差で決着。嗚呼、これが競馬だとしみじみ感じる。

ゴールした瞬間、勝った感触があったかについては「ちょっと分かんなかったですね。僕も3分走った後なので疲れました」と笑顔を見せた。最後の叩き合いに「さすがに自分からポジションを取りにいって自分から勝ちに動いたので、最後、少し脚が上がり気味だったですけど、迫ってくる勢いもジリジリだったので、なんとかしのいでくれないかなと思ってました」鞍上の田辺騎手

第83回菊花賞は、田辺騎手鞍上のアスクビクターモアが2番手から4角手前で先頭に立ってそのまま押し切りゴール。ゴール前は外からボルドグフーシュの強襲に遭い、完全に並んでゴール。長い写真判定の結果は、アスクビクターモアに鼻差軍配が上がった。嬉しいG1初、クラシックラスト1冠を制覇。勝ち時計はレコードタイムの3分02秒4。鼻差負けた2着には、ボルドグフーシュ(宮本博騎手)。宮本騎手は、今夜、悔しさで眠れないだろう。これが競馬、これも競馬。・・・と言うしかない。この悔しさを今後のレースに生かしてくれ・・・と言うしかない。
菊花賞を勝ったアスクビクターモアのは父ディープインパクト。また、ディープインパクト産駒かいな。やれやれ。