自民党の村上誠一郎元行政改革担当相は、安倍晋三元首相の国葬を欠席する意向を明らかにした。
村上氏が党本部で開かれた総務会後に、安倍氏の政権運営が「財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊した。国賊だ」と発言したと報じた。時事通信
【国賊】か・・・。なんだか、久しぶりに聞いた日本語。新鮮ささえ感じる。
国賊
自国に害をなす者、国に損害を与えたり国家の尊厳を貶めたりする者をののしっていう語。同種の表現に「非国民」「売国奴」など。
しかし、自ら所属するかってのトップを、しかも故人を、【国賊】呼ばわりするとは、たいした根性だ。良し悪しは、置いといて、そのガッツは、ある種尊敬に値する。神々しさ感じる。
当然、野党は
立憲民主党の逢坂誠二代表代行は村上氏が国葬に反対の立場で欠席する意向を表明し、安倍政権について「財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊した」と痛烈批判した記事について「自民党の村上誠一郎さん、良く言った」と称賛。
小西洋之参議院議員も、「まさにその通りだが、感動した」と。
なんだかな・・・。野党とは言え、かっての首相を【国賊】とまで言い切った御仁を称賛するなんて、なんとも節操がない。与党と野党は、いつからこんな関係になったのか。かっては、お互い対立したとは言え、それなりの最低限の礼儀はあったような気がする。官僚の劣化を嘆く声は多いが、それ以上に、政治家の劣化を感じる。
村上氏は、自由民主党愛媛県連会長。愛媛県の自民党員は、何を感じる。愛媛蜜柑の不買運動でもおきなけりゃいいが・・・。