どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

過激なフェミニズム【中ピ連】(昭和語)をご存知か?

☟ 我が国のジェンダー・ギャップは、こんなもんだ。
  先進国で、多分、最低。

昭和の時代なら、【中ピ連】が黙っちゃいないぜ!

中絶禁止法に反対しピル解禁を要求する女性解放連合
1970年代前半に活動した日本のウーマンリブ団体である。 中ピ連の略称で知られた。
「ちゅうぜつきんしほうに はんたいし ピルかいきんを ようきゅうする じょせいかいほう れんごう」
という、恐ろしく長い名称であるが、その存在も恐ろしかった。幼心に、【女は怖い】と初めて感じた。

日本医学会総会に押し掛け、ピル解禁を訴えた。「避妊をめぐる諸問題」分科会場付近でビラを配ったあと、ピンクのヘルメット姿で旗を水平に構え突入、職員ともみ合った。家庭内暴力を振るう夫の職場に突然押しかけ、抗議のデモ活動を行った。NHK紅白歌合戦」に襲撃予告を出した。ターゲットになった芸能人は、三船敏郎前川清、にしきのあきらなどの名が取りざたされ、週刊誌などで盛んに報道され、中ピ連の名前は知れ渡った。いつも、マスコミを同道しての活動だった。その戦略は、上手かった。その活動は、逐一マスコミに取り上げられた。
今なら【威力業務妨害罪】で、即検挙と思うが、当時の警察にとっても初めての経験なので、【民事不介入】を理由に二の足を踏んだ。地味なフェミニズム運動を展開する他団体は、派手な活動をする中ピ連を毛嫌いし、一線を画した。「迷惑をこうむった」とあからさまに言う団体もあった。
思いあがった自分勝手な活動に終始した中ピ連。かっての新左翼運動と同様、人々の支持を失い、消滅する。多くの人に、避妊薬ピルやその必要性について知らせた功績もある。しなしながら、昭和のあだ花である。残念。