土用の丑
「土用」とは、立春、立夏、立秋、立冬前の18日間を指す雑節。中国伝来の陰陽五行説からきており、万物の根源とされる「木火土金水」を、春=木、夏=火、秋=金、冬=水、と当てはめ、あまった「土」を季節の変わり目に割り当て、「土用」と呼ぶ。土用は年に4回あるが、夏の土用は梅雨明けや大暑に重なり体調を崩しやすいため、最も重要視されるようになった。
「丑の日」とは、日にちを十二支に割り当てた「丑」の日のこと。土用の約18日間にめぐってくる丑の日を「土用の丑の日」という。やはり季節ごとにあるものですが、今では夏の土用にめぐってくる丑の日を指すようになった。