どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

選挙と民主主義

おいおいおい、すごいタイトルだな。大丈夫か俺。

今朝の新聞で、参院選がらみで気になった記事が二つ。
一つが、これ

これは、民主主義的に全然問題ない。単に女性候補と女性当選者の数が少ないだけだ。その数を増やせばいいだけで話である。今回の25%も問題ない。日本の有権者の意識である。日本人は、あまり男女の差に関心がない。俺なんか、うっとおしいと思う。中ピ連(古い!)に怒られそうだが、そういう意識だから、しょうがない。そういう意識は、世界的見て問題ありと思うが、民主主義とは関係ない。別の問題だ。これをして、女性差別!だと叫ぶ、ジェンダー馬鹿がいるが、うざいの極地である。また、中ピ連(くどいね)に怒られそうだ。

もう一つが、これ
     
これは、民主主義的に大問題である。最大「3.03倍」の格差である。格差は、都市部と地方で顕著である。つまり、地方の声が現状以上に大きくなるということである。今回の参院選国勢調査の結果で選挙区の見直しが行われたが、それでも「3.03倍」である。今回の見直しの際も、「地方の声が届かない」とのたまうボケ茄子がいた。その逆である。「地方の声が大きすぎる」のである。どこぞの田舎の一票は、東京選挙区の三票の価値がある。そんなバカな話はあるか?何故、マスコミは、もっと騒がない?と言っても無駄だわな。なんか地味なイメージだし、みんなあまり気にしていないみたい。その昔、【ゲリマンダー】という言葉を学習した。

ゲリマンダー
選挙において特定の政党や候補者に有利なように選挙区を区割りすることをいい、本来的にはその選挙区割りが地理的レイアウトとして異様な場合を指していう。アメリカ合衆国マサチューセッツ州エルブリッジ・ゲリー知事による1812年の選挙区割りが、架空の火竜「サラマンダー」に似ていることから命名

民主主義の崩壊は、テロのようなセンセーショナルな事から始まるのではなく、案外、こんな地味な事から始まる。歴史の常。

逆にこの格差を利用する手もある。激戦のレッドオーシャン東京選挙区ではなく、比較的ブールオーシャンの地方選挙区で出馬するのである。組織票を持たな候補には、有利な選挙活動ができると思うが・・・。