「湖池屋スコーン」の新テレビCM「新しいダンスコーン」篇。新たなキャラクターはSexy Zoneの中島健人。かつて天才・佐藤雅彦氏が手がけ、1988年に公開された「スコーン スコーン 湖池屋スコーン♪」の歌メロでお馴染みの「社交ダンスCM」の復活篇。もう35年前のCMだが、今でも全然イケてる。佐藤雅彦の「音と映像のシンクロ理論」の典型的なCMである。35年前の事だから、誰も知らないか。その後、佐藤雅彦は、慶応義塾大学の教授なり、現在は東京藝術大学の教授である。偉くなったもんだ。湖池屋の『スコーン』の他、『ポリンキー』『ドンタコス』や、NECの『バザールでござーる』など、名作が多い。今も鮮明に記憶している。ついでのに【だんご3兄弟】の作詞もしている。
新CMの企画意図は、ロングセラー商品ゆえ、新規ユーザーの取り込みに苦戦。今回、調査を重ね、より軽く、口どけのよい食感に進化。【原点回帰】して、新しい世代に伝えていくためのCM制作したそうな。【原点回帰】 便利な言葉だ。よく使用される。つまり、新しいこと考えることを諦め、過去の遺産にすがるということだ。企業としては、それもありだろうと思うが、佐藤雅彦は、この新CMをどう見る。苦笑しかないわな。
