俺は、【伊集院静】が大嫌いである。嫌いな理由は、数多くあるが、いちいち書くのも鬱陶しい。気分が悪くなってくる。故人の尊厳にも関わるので、ここは、秘すれば花。
不思議 な こと だ が、 悲しみ、 もしくは 悲しみ の 記憶 は、 ふい に、 その 当人 に 近づき、 背後 から 全身 を 抱擁 する かの よう に やって来る。
どの口が、こんな綺麗ごとを言えるのが、俺には理解不能である。【大人の流儀】は、国民的ベストセラーで累計220万部を突破、らしい。ちゃんちゃら可笑しい。おヘソが茶を沸かす。だいだい【大人の流儀】って、なんだ。幼児性を抱えたチンピラの輩の逆説的な皮肉なタイトルか。
伊集院静よ、手前がチヤホヤされるのが、てめえにたまたま文才があっただけだ。嗚呼、実際に会って、この極悪非道野郎をぶん殴りたい。と言いながら、つい最新刊の【もう一度歩き出すために】を買ってしまった。伊集院、お前のことは大嫌いだか。お前の綴る文章は、イケてる。