どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

就活の おもひで

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就活、解禁!

さて、吾輩の昭和世代の就活は、大学生は、10月1日からであった。今から、考えると、のんびりしたもんだ。事前の準備は、ほとんどなく、10月1日に、どこの企業訪問で行くか、たいてい決定した。それ以外でも、1週間以内に内定ををもらった。
現在は、「学歴フィルター」が問題になっているが、当時はそんなもんではなかった。面接前の控室が、露骨に違った。「国立大学」「早慶」とそれ以外で、控室が違った。今から考えると、とんでもないことだが、昭和はそういう時代。
リクルートスーツは、なんとなく決まっていた。青い上下に赤いネクタイである。ほんとんどそうであった。俺は、そうではなかった。演劇にうつつをぬかしていたし、真面目に就職する気もなかったし、お金もなかったし。手元にもには、成人式の時に購入した、茶色のスーツしかなかった。なぜ、茶色か?当時、茶色のスーツを買うアホはいなかったで、安売りをしていて、それを購入。ついでにまともな革靴もなかったので、当時愛用していたウェスタンブーツを履いていた。演劇仲間に、それはさすがにおかしいとアドバイスを受けたが、現実、金がないので、生姜焼き定食。その異様な姿で企業訪問をした。内定した。まぁ、人間、外見じゃなく、中味よ。現実は、中味より外見だか。それは置いといて。

内定後に、入社セミナーみたいな、アホなイベントがあった。内定者が一同に集まり、就職者へのレクチャーを受けるものである。アホなセミナー講師は、予定した原稿であろう。「なぜ、君たちは、みな同じ青いスーツを着ているのか?」その後、もっと個性を持てという文脈で講演を続ける予定だと思うが、たまたま、俺が講師の直前に着席していた。あいも変わらずの茶色のスーツである。その瞬間、青いスーツを連中は、俺に注目した。長髪のホストまがいの存在が、茶色のスーツで鎮座している。ネクタイもわけわからん配色である。講師は、一瞬、沈黙。しかし、そこは、それ、プロの講師、話を続ける。俺も、さすがに社会人になるので、申し訳ないと思い、顔を伏せた。その瞬間が、たまたまなのか、悪意なのか、社内報のカメラマンが撮影して、掲載された。その後の同僚から、「お前、目立っていたぜ」と悪評。これは、おれが悪いのか、予定調和の講師が悪いのか。まぁ40年前以上のことだから、どうでもいいけど。

ちなみに、内定先は、西武百貨店。いずれ書くとするか。