映画【ドライブ・マイ・カー】が、えらく評判になっているので、鑑賞。ついでに春樹先輩の原作も読み直した。
脚色とは、こういうことか・・・。
原作は2014年に刊行された村上春樹の短編集「女のいない男たち」に収録された1編。50ページにも充たない原作を、監督の濱口竜介は、同じ短編集掲載の「シェエラザード」「木野」を加味し、全く別物の179分の映画に仕上げた。
映画では、ロシアを代表する作家チェーホフの「ワーニャ叔父さん」の舞台を稽古、上演されていく様子を描く。絶望に陥り、苦悩しながらも“死”ではなく“生”を選び取っていく登場人物たち。人生とは、幸せとは何かを観客に問いかける内容、らしいが正直よくわからん。俺は、恥ずかしながら演劇専攻なのに、「ワーニャ叔父さん」を見たことも、読んだこともない。ロシア文学だけにしょうがないか・・・。
上映時間は、179分。約3時間。見る前は、3時間かよと思ったが、あっという間であった。名画とはこういうものか。もっと詳しく書きたいが、ネタバレ注意なので、このへんで。というか、最近、長文が書けん。悲しき、ぼけ老人かな。