とけてしまうよ
かき氷がとける。同時に、かたくなな、るいのココロもとける。俺の心もゆるんでいく。
夫婦善哉は、絶好調。噂には聞くが、浪速のお方は、あれが日常茶飯事なのか。その昔、何度か、大阪のTVクールと仕事をしたことがある。いつも一緒に仕事をしている仲間らしく、会話がポンポン弾む。俺が、口をはさむ、糸口さえ見えない。しかたがなく、沈黙。挙句に言われた。
どんこさんって、無口なんですね。
俺は、名古屋に帰れば、おしゃべりの部類の人間だ。しかし、難波のお方の前では、言の葉を失う。恐るべき、大阪。その大阪で、るいは、たくましく生きている。
しかし、風間君は、どうした?